「ミノタブはやめたほうがいい?」こんな話を聞いたことがないでしょうか!?
この記事を読んでいる人は、
・現在ミノタブを飲んでいて、副作用などの影響でやめたほうがいいのか悩んでいるか人
・これからミノタブを飲もうかどうか悩んでいる人
が多いと思います。
筆者個人的には
ミノタブの服用はやめた方がいい
という意見です。
何故そのように言うのかの理由はちゃんとあり、しっかりと調べた上でのことです。
今回は、ミノタブはやめておいた方がいいという理由の根拠やミノタブの副作用、ミノタブをやめた後はどうなるのか、そもそもミノタブは効くのか効かないのかを調査してみましたので、ご紹介していきます。
ミノタブの飲み方や、通販についても調べてみましたので、参考にしてください。
ミノタブって何?
初めて聞いたけど??
ミノタブとは、ミノキシジルタブレットのことで、ミノキシジルを主成分としたタブレット型の飲み薬(内服薬)のことだよ。
ミノタブはやめたほうがいいのか?
冒頭でもお伝えしましたが、今回、筆者が様々な調査をした結果…
ミノタブはやめたほうがいい
という結論になりました。
理由は…
- AGA(男性型脱毛症)の薬として日本が認可していない
- 副作用が起こるリスクがある
という2つです。
日本が認可していない薬を使用するならば、すべてが自己責任となります。
加えて、ミノタブを推奨しないっていう資料や、ミノキシジルの外用薬で副作用があったっていう調査結果もあり、リスク管理もすべて自己責任であるならば、手を出さない方がいいかなって感じました。
AGA(男性型脱毛症)の薬として日本が認可していない
実はミノタブは、育毛薬として厚生労働省が認可しているものではないのです。
認可されていないので、ミノタブを飲んだことにより重大な副作用が起こったとしても医薬品副作用被害救済制度の救済対象にはならず、全て自己責任となり、治療費などは全額自己負担となってしまいます。
副作用が起こる可能性があることを同意してからの服用となるため、ミノタブを処方するクリニックや医者に何かをしてもらうことはできないのです。
また、AGA診療ガイドラインと資料があります。
現在、AGA診療ガイドラインは「第2版」の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」が最新版です。
この最新版の作成委員会は、17名の大学医学部教授、専門クリニック院長などの皮膚科分野のプロが参加しているので、信頼性が高いです。
AGA診療ガイドラインは、科学的根拠に基づいた標準的な治療法を提示し、AGAの診療水準の向上を図ることを目的として作られました。
2010年に第1版が制作され、科学の向上による新治療法の確立や概念変化などにより第2版に改定されました。
更なる科学の向上により、今後、改定されていく可能性もあります。
第2版はこちらで見れます。
AGA診療ガイドラインに記載されている表が以下となります。
この表の1番下には「ミノキシジルの内服は有用か?」と記載されており、その推奨度は「D」になっています。
- A:行うよう強く勧める
- B:行うよう勧める
- C1:行ってもよい
- C2:行わないほうがよい
- D:行わないほうがよい
つまり、AGA診療ガイドラインによると、「ミノタブ(ミノキシジルの内服)は行わないほうがよい」とされているのです。
CQ14:ミノキシジルの内服は有用化か?
推奨度:D
推薦文:ミノキシジルの内服を行うべきではない。
解 説:ミノキシジル内服の有用性に関して臨床試験は実施されていない。
ミノキシジルは降圧剤として開発されたが本邦では認可されていない。また、男性型脱毛症に対する治療薬としても認可されている国はない。それにもかかわらず、全身の多毛症を起こす副作用があることを根拠に、医師が安易に処方したり、一般人が個人輸入で入手し服用することがあるので、医薬品医療機器等法の観点から問題視されている。
多毛症以外のミノキシジル内服薬の副作用の報告は少なく、内服用製剤の添付文書中の市販後調査欄に、胸痛、心拍数増加、動悸、息切れ、呼吸困難、うっ血性心不全、むくみや体重増加などの重大な心血管系障害が生じるとの記載がある。
以上のように、ミノキシジルの内服療法は、利益と危険性が十分に検証されていないため、男性型脱毛症・女性型脱毛症ともに行わないよう強く勧められる。
男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版
解説には、行わないほうがよいどころか、「ミノキシジルの内服療法は行わないよう強く勧められる」と記載されているほどです。
副作用が起こるリスクがある
副作用が起こるリスクがあるというのは、あらゆるもので可能性があることなのですが、ミノタブについては厚労省から発表されている資料があります。
この資料には、ミノキシジル配合の外用薬(育毛剤)の使用により副作用があったかどうかの調査報告が記載されています。
特別調査(モニター店による調査)において報告された副作用発現症例数(率)は安全性評価対象症例3,072中271例(8.82%)、副作用発現件数は378件であった。これに対し、一般調査(自発報告)における有害事象(副作用)発現症例数は1,185例、発現件数は1,899件であった。
(中略)
使用上の注意から予測できる有害事象(副作用)の発現件数は、特別調査で340件、一般調査で1,641件の合計1,981件であった。
(中略)
使用上の注意から予測できない有害事象(副作用)の発現件数は、特別調査で38件、一般調査で258件、合計296件であった。
(中略)
重篤な有害事象(副作用)は、「心不全」「突発難聴」「アナフィラキシー反応」「肝機能検査異常」の各1件が報告されたが、それ以外は非重篤な有害事象(副作用)であった。
ミノキシジルのリスク区分について
副作用の発症率が8.82%ってそんなに低い確率ではないですよね!?
100人の使用なら約9人、50人なら約4人、25人なら約2人、10人なら約1人が何かの副作用があったってことです。
しかも重篤な副作用が起きたケースも!
ここで終わってしまうとミノキシジルの副作用の怖さだけを煽ってしまうことになるので、少しだけ擁護もします。
この調査報告はここで終わっておらず、副作用が起こった人へのその後の追跡調査もしています。
今後の安全対策
当該調査期間中に入手した安全管理情報を評価した結果、特に問題点は認められず、現時点では特段の安全確保措置は必要ないと考えるが、引き続き安全管理情報の収集に努め、適切に対応する所存である。
ミノキシジルのリスク区分について
内容をすごく簡単にお伝えすると、ちょっと追跡調査不足って印象も受けましたが、ミノキシジルが原因とは言い切れないって結論でした。
詳しく知りたい人は下記リンクより本編を読んでみてください。
ミノタブは内服薬だし、この資料は外用薬なので少し違いますが、大いに参考となる資料です。
むしろ、内服の方がミノキシジルの成分が体内に取り込まれる量が多いと考えると…。
そもそもミノタブとは
改めて、ミノタブの背景などについて調べてみましたので、お伝えします。
ミノタブとは、ミノキシジルタブレットのことで、ミノキシジルを主成分としたタブレット型の内服薬(飲み薬)のことです。
ミノタブはそもそも育毛剤として開発されたものではなく、高血圧患者向けに血管を広げて血圧を下げるための降圧薬として使用されていました。
薬使用の副作用として、多毛症となる人が多かったことから、育毛の薬として有効だとわかったのです。
ただ、内服薬は副作用リスクが高いために、アメリカでは1980年代に副作用のリスクが低いミノキシジル2%の溶液を外用薬の育毛剤として発売を開始しました。
ミノタブは育毛薬として服用している人も多くいますが、現在でも育毛薬として厚生労働省は認可していません。
というか、世界中のどの国もミノキシジルを主成分とした内服薬を育毛薬として認可していないのです。
ちなみに、前述しましたが、ミノキシジルの外用薬(育毛剤)は医薬品として厚労省から認可されていますし、ミノタブもクリニックや医師が副作用を含め説明して処方することは認めらているので、使用しても違法とまではなりませんので、そこは安心してください。
なるほど。
もともとミノキシジルは、血圧を下げるための薬として開発されたんだね。
そのミノキシジルの副作用を利用して育毛に活用してみようと考えたっていう発想はすごいよね!
ミノタブの副作用
ミノタブには副作用のリスクがあるとお伝えしましたが、どんな副作用が起こる可能性があるのでしょうか?
- 頭痛、めまい
- ほてり
- むくみ
- 多毛症(体毛の増加)
- 吐き気、嘔吐
- 血圧低下
- 心拍数の増加
- 性欲不能や性欲減退
- 肌荒れ、ニキビ、皮膚疾患
- 初期脱毛
- 循環器系への影響
- その他
多くの副作用の報告があり、人によってその症状の度合いも様々です。
飲んだ直後の発症報告で多いのは、頭痛、めまい、ほてりになります。
それが原因で服用や飲むのをやめた人も多いようです。
最大のリスクは循環器系
ミノタブで引き起こされる可能性のある副作用で危険なのは、循環器系へのリスクです。
循環器系とは、心臓や肺、血管、リンパなどです。
その副作用とは、動悸や狭心症、呼吸器不全、不整脈などです。
血管には動脈と静脈があります。
ミノキシジルは血管拡張作用がありますが、拡張させるのは動脈だけで静脈には作用しません。
血は、心臓から動脈を通り全身に行き渡って静脈を通って心臓に戻ってきます。
動脈を拡張させるということは、心臓から血液を送り出す時の勢いが増します。
心臓に戻ってくる時、静脈が拡張していなければ勢いの調整ができず、送り出した勢いのまま一気に戻ってきて心臓に負担がかかってしまうのです。
このような循環器系のリスクがあるので、循環器系の障害がある人だけでなく無い人でもリスクを減らすために、AGAクリニックだけではなく、循環器系クリニックにも相談するといいです。
「ミノタブやめた後はどうなる?」「ミノタブは効かない?」口コミを調査
それではここで実際にミノタブを飲んだ人の口コミの一部を紹介していきます。
「ミノタブをやめた後はどうなる?」の口コミ
ミノタブによって元気になった髪の毛は、飲み続けないと維持できず、飲むのをやめると元に戻るという口コミがいくつか見られました。
またミノタブを飲んでいた時の不調が、やめたことにより体調が戻ったという口コミもありました。
「ミノタブは効かない?」の口コミ
ミノタブによって髪の毛が元気になったという口コミと、ミノタブ飲んでるけど髪の毛に変化はないという、賛否両論の口コミがありました。
あまり変化はないという口コミの方が多く見られました。
「ミノタブの副作用」についての口コミ
副作用についての口コミは、何も副作用がないという口コミよりも、何かしら副作用があったという口コミの方が多かったです。
こちらで紹介した以外の口コミでは、体毛が濃くなったという副作用の口コミがけっこう見られました。
ミノタブを飲んだ人の口コミはとても参考になるね。
飲んだ人の生の声だからね。
ミノタブを飲むか飲まないかの判断材料の1つになるね。
ミノタブの飲み方
ミノタブは厚労省が認可していないものなので、流通しているミノタブはすべて未認可薬、非正規薬となります。
ただ、クリニックなどが服用を希望している人に副作用を含めちゃんと説明をした後、服用希望の人が副作用を含めて自己責任であることを承認した上で希望すれば、クリニックが処方することは認められています。
ミノタブは日本どころか、世界中のどの国でも医薬品として認められているものではないので、正規品が存在しません。
国内外で流通・販売されているミノタブは、中小の製薬会社が製造・流通・販売しているものが多く、品質の安定性に疑問を拭い切れません。
しかし、ミノタブへのいい口コミがあることも事実なので、ミノタブのことをしっかりと学び、けっして無理をせず、クリニックに相談をして、あなたが納得したのであれば検討するのもありだと思います。
ただ、例えクリニックや医者がミノタブをいくら勧めてきても、厚労省が認可していない未認可薬であることは間違いないので、重い副作用が出ても医薬品副作用被害救済制度の救済対象にはならず、全額自己負担、自己責任であることは肝に銘じてください。
当メディア及び筆者はミノタブを推奨しておりませんし、服用により副作用などが起こった場合の責任も取れませんので慎重に判断してください
ミノタブにはミノキシジルの濃度がありますが、だいたい2.5mg、5mg、10mgの3種類です。
「濃度が強い方が効果が期待できるんだろう」と思われる人もいるかもしれませんが、前述の通りミノタブには副作用の危険があり、濃度が高いと副作用の危険性が高まるということは覚えておかないといけないことです。
クリニックや医者の中には、1日の服用量の限度を1mgもしくは2.5mgであるとアナウンスされていたりもします。
※1mgを飲む場合、2.5mgを割る必要があります
ミノタブの飲み方・服用は、1日1~2回が一般的です。
飲むタイミングには特に決まりがなく、食事の前後でなくても問題ありません。
いつでも好きな時間に飲むことができますが、飲酒後や運動直後、入浴直後の服用はしないでください。
できれば毎日同じ時間に飲むようにした方が望ましいと言われていますが、これは飲み忘れを防ぐためや、ミノキシジルが体内にある時間を一定に保つためとのことです。
飲み忘れた時にその分を取り戻そうと1日の摂取量を超えて服用してしまうと、副作用リスクも増すので、1日の服用量の限界は超えないようにしてください。
また、ミノタブを飲んではいけない人もいます。
ミノキシジルなど内容成分にアレルギーのある人や、血圧疾患があるなどの持病がある人、高齢者、未成年など…。
あなたがミノタブを飲めるかどうか、必ずクリニックにご相談ください。
ミノタブの服用の際には必ず信用のできるクリニックにご相談ください。
また副作用が起こる可能性があることを理解し、自己責任にてお願いします。
ミノタブ通販
ミノタブはAGAクリニックに行って直接購入するだけでなく、通販でも購入することができます。
通販の購入先は、クリニック、薬局、国内通販サイト、海外通販サイトなど様々あります。
当サイトではミノタブを推奨していないですし、ミノタブを検討するにしてもまずはクリニックにご相談いただきたいという考えから、通販サイトのご紹介は控えさせていただきます。
webにて「ミノタブ 通販」などのキーワードで検索すれば様々な情報がありますので、自己責任にて比較検討ください。
まとめ
今回は、ミノタブはやめたほうがいいのか、について調査し、情報をお伝えしてきました。
当サイトでの見解では、ミノタブはやめたほうがいい、という結論となりました。
またその結論に至った情報や資料のご紹介もしました。
ですが、ミノタブ、ミノキシジルで結果が出ているという口コミがあるのも事実ですので、自己判断・自己責任にて検討してみるのも悪くはないと思います。
ただ、ミノタブは厚生労働省で認可されていないこと、副作用のリスクがあるということは、忘れないでください。
ミノタブを飲む飲まないを判断する前に、まずはAGAクリニックに相談してみて、それから決めても遅くはありません。
そもそも、あなたがAGAではないかもしれないですし…。
AGA治療はミノタブだけではないですし、治療薬での治療がすべてではありません。
美容室で髪型を変えるだけでも気分が変わるかもしれませんので、冷静な判断をされてください。
抜け毛、薄毛、ハゲ予防はミノタブがすべてではないもんね。
そうなんです。
当サイトでもミノタブ以外にも様々なことを紹介しているので、それらの情報も参考にしてから判断することをおすすめします。