【白髪はハゲない?抜くと増える?染めるのは?】ウワサを検証してみた

白髪があるとハゲない?というウワサを検証
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あなたはこれらのウワサを聞いたことないですか?

「白髪があるとハゲない」
「白髪を抜くと増える」
「白髪を染めるとハゲる」

このウワサを聞いたことがあるのは、1度や2度ではないはずです。
でも、白髪があるとハゲないというウワサは本当のことなのでしょうか?

今回は「白髪があるとハゲない」「抜くと増える」「染めるとハゲる」というのは本当なのか、白髪と薄毛にはどんな関係があるのか、白髪の原因と対策なども併せて調べてみました。

くろすけ

白髪にまつわるそんなウワサ、たしかによく聞くよね。
本当かどうかなんて今まで気にしたことなかったけど、言われれば本当かどうか気になってきたなー。

マッシュさん

まずはその気になるウワサの真相から解説していくね。

目次

「白髪があるとハゲない」というウワサの真実

白髪があるとハゲない?のうわさの真実

「白髪があるとハゲない」というウワサは本当のことなのか?

調査した結果から先にお伝えすると…ウワサはうそでした。

つまり、
「白髪があってもハゲる」
ということです。

くろすけ

え!?
白髪があってもハゲるの!?

マッシュさん

残念ながら…。
くろすけも白髪でハゲてる人を見たことあるんじゃないの?
それがすべてを物語っているよね。

くろすけ

たしかに、白髪で薄毛の人を見たことあるね…。

マッシュさん

白髪でもハゲるというのは、白髪になるメカニズムとハゲるメカニズムが違うからなんだよ。

白髪のメカニズム
  • メラノサイト(色素形成細胞)が深く関係している
  • メラノサイトが髪の毛や皮膚を黒くするメラニン色素を上手く作れなかったり供給できていない状態
薄毛・ハゲのメカニズム

毛母細胞が深く関係している
毛母細胞の分裂が弱くなりヘアサイクル(毛周期)が乱れた状態

簡単に言うと、白髪はメラノサイトが上手く活動していない状態で、薄毛・ハゲは毛母細胞が上手く活動していない状態ということです。

メラノサイトと毛母細胞はそれぞれが別の独立している細胞ですので、メラノサイトが活動していない状態と、毛母細胞が活動していない状態は一緒に起こる可能性もあります。
ですので、「白髪と薄毛・ハゲは同時に起こる可能性がある」ということです。

くろすけ

なるほど…。
白髪の原因とハゲの原因は違う細胞が起こしているから、白髪があるとハゲないとは言えないし、白髪があってもハゲることもあるんだね…。

くろすけ

ちなみに、髪の毛はしっかり生えてるけど、全体的に灰色っぽい人や、真っ白な人の髪の毛ってどういう状態になってるの?

マッシュさん

髪がしっかり生えてけど灰色や白髪の人は、メラノサイト(髪を黒くする細胞)は上手く活動していないけど、毛母細胞(髪を成長させる細胞)は元気で髪の毛を作っている状態なんだよ。
シルバーグレイやロマンスグレイと呼ばれていて、ダンディとか渋いと言われ人気があるんだよね。

マッシュさん

芸能人で言うと吉川晃司さん、イチローさん、舘ひろしさん、玉置浩二さん、ハリソン・フォードさん、ジョージ・クルーニーさんなどがいるぞ。

白髪を抜くと増える?

白髪を抜く

白髪の出始めなどは白髪を染めるほどの量でもないけど、白髪が気になってしまって白髪を抜いてしまう人もいると思います。
この時「白髪を抜くと増える」というウワサを思い出す人も少なくないと思いますが、本当のことなのでしょうか?

実はこの
「白髪を抜くと増える」ウワサも科学的な根拠のないただのウワサ話
でしかなく正しくはありません。

白髪は、白髪となったその髪の毛のメラノサイトの活動異常が原因ですので、白髪を抜くことによって別の髪の毛のメラノサイトの活動を妨げることはありませんので、白髪を抜いても増えることはありません。

また白髪を抜いたら見た目では白髪は減るものの、そこから生えてくる新しい髪の毛は間違いなく白髪です。
白髪が減るのは一時的なもので、白髪が根本から減ることはありません。

ただ、白髪を抜くということは無理矢理引っ張って抜くことになるので、毛根の形が変形し次に生えてくる白髪にウェーブがかかることがあります。
白髪がウィーブになるとかなり目立つようになるので、結果的に、白髪を抜くと目立ってしまい、白髪が増えたかのようになります。

白髪は抜くよりも、切ったり、染める方が対策としては正しいです。

(参考文献:専門医が語る毛髪科学最前線)

白髪染めでハゲる?

白髪染めをするとハゲると思われる人もいます。
特に繰り返して白髪染めをする人の中には、薄くなったと実感している人もいると思います。

しかし、
白髪染め自体がハゲる原因にはなりません。

髪の毛は、頭の皮膚(頭皮)内にある毛根の中の毛母細胞が、分裂・増殖し角化したものです。
つまり毛根は髪の毛の根っこで、そもそも毛根が無い場所や、何かの原因で毛根が無くなってしまえば、髪の毛が生えることはできません。
白髪染めの薬剤は、この毛根までは浸透できないため、白髪染め自体がハゲる理由にはならないと言えます。

ただ、白髪染めを繰り返すと髪の毛のタンパク質が流出して髪が細くなることがあるため、髪の厚さがなくなり髪の密度が減ってしまうので、薄くなったように感じることがあります。
また白髪染めでかゆみがでたり、かぶれたり、炎症などの頭皮トラブルが起こり、髪の毛に十分な栄養が渡らず成長を阻害してしまったり、抜け毛が起こる可能性があります。
そういった意味では、間接的ではありますが、白髪染めでハゲるとも言えるかもしれません。

髪のたんぱく質を守るため、また頭皮トラブルを避けるためには、白髪を染めるときに頭皮や髪の毛にダメージを与えないようにする必要があります。

刺激の少ない薬剤にする、頭皮に付かないようにする、頭皮保護クリームを付ける、頭皮が荒れているなどトラブル時に行わない、白髪染めを頻繁に行わないように期間を空けるなどの工夫をしてください。

また白髪染めにも種類があり、通常白髪染めと言えば、アルカリカラー剤ですが、ヘアマニキュア、ヘナ、カラートリートメントなどの髪の毛を傷めにくいカラーを選択するのも手の1つです。

「白髪があるとハゲない」というウワサの広まった理由

白髪があるとハゲない?のうわさの広まった理由

「白髪があるとハゲない」というのは、白髪と薄毛・ハゲになるメカニズムから見ても因果関係がまったくないことがわかりました。

では因果関係がないのに何故「白髪があるとハゲない」というウワサが広まったのでしょうか。

理由①白髪よりも薄毛(若ハゲ)の方が早く現れる

白髪よりも若ハゲの方が早く現れる

一般的には白髪よりも若ハゲの方が早く症状が出ることが多い と言われています。

薄毛や若ハゲは早ければ10代後半から、多くの人が20代や30代には抜け毛が増えたり、髪のボリュームが減ったり、薄毛になったなどの髪の毛の変化を感じ始め、実感していきます。

一方で白髪は30歳頃から気になり始め、30代後半では気になる人が過半数を超え、白髪を染めたいと思う人の割合も増えます。

つまり若ハゲになってしまった人は白髪がないのにハゲているという状態になるので、「白髪がない人はハゲている」と違う言い方になり、そこから更に発展して「白髪があるとハゲない」というイメージになってしまったのではと考えられます。

(参考:花王HP、Takashima T et al. In: Orfanos CE et al, eds. Hair Research. Springer, Berlin Heidelberg New York: 1981: 287-293)

理由②白髪と薄毛・ハゲの同時進行に気付きにくい

白髪とハゲの同時進行は気付きにくい

年齢を重ねていくと、白髪と薄毛・ハゲが同時進行してしまう可能性もあります。

その場合、周りから見ると白髪より薄毛・ハゲの方に目がいきやすいので、白髪と薄毛・ハゲが同時進行していても白髪に気付かないことがあったりします。

また、頭皮の色に対して白髪の方が黒髪よりもコントラストが低いので、白髪と薄毛・ハゲが同時進行していても、頭皮の色が目立ちにくく薄毛やハゲに気付きにくいということもあります。

いずれにしても、白髪があるとハゲないというイメージを抱きやすいのです。

理由③白髪には髪の毛がないとなれない

白髪には髪がないとなれない

そもそも白髪になるには髪の毛が残っていないとなれないものです。

薄毛やハゲになり髪の毛がすべてなくなってしまえば、どんなにメラノサイトの活動異常によって白髪になる状態だったとしても、白髪になりようがありません。

つまり「白髪があるとハゲない」のではなく、「ハゲていないから白髪になる」ということなのです。

マッシュさん

年齢を重ねて歳をとっても薄毛やハゲにならない人はいるけど、白髪にはほぼ全員がなるから、世の中には髪の毛がふさふさで白髪の人もたくさんいます。
白髪でふさふさというインパクトが強く、記憶に残りやすいので、白髪があるとハゲないというイメージにもなった可能性もあります。

くろすけ

白髪があるとハゲないというのは逆で、ハゲていないから白髪になるってことなんだ。
とてもわかりやすくて説得力があるね。

白髪と薄毛・ハゲは同時進行する可能性あり

白髪と薄毛・ハゲは同時進行してしまう

白髪はメラノサイトの活動異常、薄毛やハゲは毛母細胞の活動異常から引き起こされ、またメラノサイトと毛母細胞がそれぞれが独立して別々で活動しているために、白髪と薄毛・ハゲが同時進行で起こってしまう可能性があることはここまででお伝えした通りですが、そもそも白髪と薄毛・ハゲは何が要因して起こるのでしょうか?

白髪と薄毛・ハゲのそれぞれの要因を調べてみました。

白髪が引き起こされる要因
  • 慢性的な栄養不足または暴飲暴食
  • 睡眠不足(生活環境の乱れ)
  • 運動不足
  • 過度なストレス
  • 頭皮の血行不良
  • 頭皮の汚れ
  • 遺伝
  • 加齢
薄毛・ハゲが引き起こされる要因
  • 慢性的な栄養不足または暴飲暴食
  • 睡眠不足(生活環境の乱れ)
  • 運動不足
  • 過度なストレス
  • 頭皮の血行不良
  • 頭皮の汚れ
  • 遺伝
  • 男性ホルモンの影響

こうして見てみると、白髪が引き起こされる要因と、薄毛・ハゲが引き起こされる要因は共通点が多く同じようなことが多いことがわかります。

白髪が引き起こされる要因があるから、薄毛・ハゲが引き起こされる要因はないという、どちらかの要因があればどちらかの要因を満たさないということはなく、むしろ同時進行で起こる可能性がある ことがわかると思います。

特に、食生活の乱れ、睡眠不足、運動不足、頭皮環境の悪化などの生活習慣に関わることが原因で白髪になった人は、薄毛やハゲになりやすいと言えます。

くろすけ

白髪と抜け毛がもし同時進行したらどうしよう?
心配だ~。

マッシュさん

そんな悩めるくろすけのために、次に対策について解説していくよ。
特に白髪への対策を伝えるから参考にしてね。

白髪への対策

白髪への対策方法

白髪を引き起こす要因と薄毛やハゲを引き起こす要因は共通していることが多く、同時進行で起こってしまう可能性があることがわかりましたが、もしも本当に白髪と薄毛やハゲが同時に起こってしまったら、どうすればよいのでしょうか?

どちらも同時に止めるために対策をしようと思うのは当然のことですが、すべてのことに一気に対策を施すことはなかなか難しいことです。

まずは取り組みやすいことから対応していき、1つ1つしっかりと対策をしていくことが大事です。

特にここでは白髪への対策に限定して紹介していきますが、白髪への対策と、抜け毛や薄毛・ハゲへの対策は共通している対策も多くあり、どちらか片方への対策は、結果的にどちらも両方への対策となり、白髪と薄毛・ハゲに同時に効果が期待できますので、しっかりと確実に対策していきましょう。

白髪を染める

白髪を染める

白髪をすぐに減らす対策として、白髪を染めるという方法があります。

白髪を減らす根本的な対策にはならないかもしれないですが、他の対策は行ってから結果が出るまでに時間がかかるところ、白髪染めはすぐに結果が出るというメリットがあります。

白髪を友人や職場の人など他の人に見られて「歳を取ったと思われるのではないか?」と悩んでストレスになるよりは、すぐに白髪染めをして隠してしまい他の人に見られないようにした方がいいです。

また白髪染めをして白髪を隠している期間に、他の対策を行うことによってメラノサイトが正常に活動し、生えてくる髪の毛が白髪ではなく黒髪になる可能性もありますので、白髪染めを上手く活用してみてください。

白髪染めと言うと頭皮や髪の毛にダメージを与えたり、悪影響を与えると思われるかもしれないですが、様々な方法や種類があり、頭皮や髪の毛にダメージを与えないものもありますので、一言で白髪染めが悪者とは言い切れない のです。

ジアミン、マニキュア、ヘナ、スプレー、トリートメントなど、白髪染めの方法や種類はとても多彩で、それぞれにメリット・デメリットがあるので、行きつけの美容室に相談するなどの方法で、あなたに合う白髪染めを行ってください。

食生活を改善する

食生活の改善

白髪を根本から減らす方法として、食生活を見直すという方法があります。

白髪となってしまうメラノサイトの活動の異常は、普段の食生活から引き起こされる可能性があり、関係性は大いにあります。

食生活が乱れていては、メラノサイトが正常にメラニン色素を生成できなかったり、メラニン色素を生成したとしても正しく供給できなくなってしまいます。

栄養バランスの良い食事をする、暴飲暴食をしない、夜寝る前や深夜の食事をしない、ジャンクフードやファストフード、外食など塩分や糖分の多いものは控えるなど、普段の食生活を改善していきましょう。

睡眠をしっかりと取る

睡眠をしっかりと取る

質の良い睡眠をとることも白髪対策にはとても大事なことです。

慢性的な睡眠不足は、副交感神経の働きが低下してメラノサイトの活動を妨げることになり、メラニン色素の生成に悪い影響を与えてしまう可能性があります。

寝不足には注意してしっかりと睡眠をとることと、夜更かしし過ぎないように気を付けましょう。

適度な運動をする

適度な運動

運動を行うことにより身体は様々な恩恵を得ることができます。

筋力を付ける、脳の働きを良くする、睡眠の質を高める、身体の血流を良くする、ストレスの発散になるなど…。

白髪対策にも様々な効果が期待できますので、積極的に取り入れていきましょう。

ただ、運動のやり過ぎは活性酸素が多く発生し老化を早め、メラノサイトの活動を妨げ白髪の原因となる可能性もありますので、ストレッチやウォーキングをするなどの軽い運動を取り入れるようにしましょう。

とは言え、運動する時間が無かったり、運動が良いのは分かっていても続けられないという人も多いと思います。

そんな時には、日常生活に取り入れていくのがおすすめです。

電車やバスの移動では座らずに立ったままにする、エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を利用するなど、ちょっとしたところから取り入れていきましょう。

ストレスを発散する

ストレスの発散

現代社会はストレス社会と言われるように、現代人は仕事や家庭などで大なり小なりのストレスを抱えています。

ストレスは、筋肉の緊張状態を作るために血行不良を起こしやすくなったり、消火器系などの内臓の働きを低下させるので、頭皮への血行不良が起こり栄養不足を引き起こしてしまう可能性があり、白髪の要因となり得ます。

ストレスを発散することは、白髪になる原因を発散することに繋がりますので、ストレスの発散を意識しましょう。

ストレス発散方法は、その人の趣味趣向によって様々な方法がありますので、あなたにとってのストレス発散方法を見つけて、定期的にストレスを撃退していきましょう!

ストレス発散方法の例として、軽い運動をする、好きな音楽を聴く、ドライブをする、温泉に入るなどがあります。

頭皮環境を整える

頭皮環境を整える

ホコリやフケ、老廃物などで毛穴が詰まってしまい頭皮が不衛生な状態になっていたり、頭皮の血行が悪い状態が続くと、メラノサイトにダメージを与えてしまい、メラニン色素の生成などに悪い影響を与えてしまう可能性があります。

正しいシャンプーの仕方や、頭皮マッサージを行うなどして、頭皮の環境を整えるようにしましょう。

まとめ

白髪があるとハゲないのか?のまとめ

今回は「白髪があるとハゲない」というウワサに付いて検証していきました。

「白髪があるとハゲない」というウワサは、科学的な根拠のないガセネタであり、正しくは「ハゲていないから白髪になる」ということがわかりました。

また白髪はメラノサイトの活動が上手くできていない状態で起こり、薄毛やハゲは毛母細胞が上手く活動できていない状態で起こり、それぞれが独立した異なるメカニズムであることから、白髪と薄毛・ハゲは同時に起こり進行してしまう恐れがある こともわかりました。

白髪と薄毛・ハゲにはそれぞれの原因がありますが、引き起こす要因も含めて共通点も多いことから、どちらかの対策をすれば両方同時に効果が期待できます。
日常生活の中から対策できることも多いので、あまり難しく考えないでできることから少しずつ、また1つずつ意識して対策していきましょう。

また、白髪対策も薄毛・ハゲ対策も起こってから行うよりも、起こる前に行う予防の方が重要です。
まだ起こっていないから大丈夫だと思わずに、異変が起こる前に対策していきましょう。

マッシュさん

例えば、毎日、虫歯にならないように歯磨きをしたり、泥棒に入られないように戸締りをしたりするよね。
白髪や薄毛・ハゲの対策もまったく同じことなんだ。

マッシュさん

起こってから行動するよりも、起こらないように行動することが大事なんだよ。
取組みやすいことからでいいから、今から意識して行動していこう!

くろすけ

よし!
それならぼくは、睡眠をしっかり取ることからやっていこう。

マッシュさん

いやいや…くろすけはネコだからもともと睡眠時間長いよね…。
これ以上寝たら、1日中寝てることになるよ…。

白髪があるとハゲない?というウワサを検証

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