あなたは巷で「クセ毛や天然パーマだとハゲやすい」というウワサを聞いたことがありませんか?
このウワサ話が気になって、本当のことなのか調べてみました。
結果…
「クセ毛や天然パーマだと薄毛やハゲになりやすい」というウワサはウソ
であるということが判明しました。
しかし、何故ウソの話なのに、クセ毛はハゲるというウワサが広まったのでしょうか?
更に調査していった結果、わかったことがあります。
それは、「安心していいクセ毛とハゲる可能性のあるヤバいクセ毛の差」です。
そこで今回は、ハゲるクセ毛とハゲないクセ毛の差や見分け方、対処方法などについてわかったことをお伝えしていきます。
え!?
クセ毛にも種類があるの!?
ぼくの毛は少しクセがあるから心配だなー…。
くろすけはもともとのクセ毛、つまり天然のクセ毛なんだね。
実は天然のクセ毛、天パについてはハゲる可能性が高いとは言い切れないから心配し過ぎなくてもいいだよ。
危ないのは、もともとは直毛だったのに後からクセ毛になった、つまり後天性のクセ毛なのです!
「クセ毛や天然パーマで薄毛・ハゲになりやすい、なりにくい」はウソ
冒頭でもお伝えしたように「クセ毛や天然パーマだと薄毛やハゲになりやすい」というウワサはウソ」であり、科学的根拠はありません。
現に、大泉洋さん、岡田将生さん、稲垣吾郎さん、東野幸治さんなどの芸能人の方々は、クセ毛・天然パーマなのにツルツルにハゲていません。
これこそ、クセ毛や天然パーマだと薄毛やハゲになりやすいというのは間違った情報だという裏付けになると思います。
また、逆のウワサ話で、「クセ毛や天然パーマだとハゲない」という話を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、そのウワサもウソでした。
こちらは、エガちゃん(江頭2:50さん)、笑福亭鶴瓶さん、アンガールズの田中さんなどの頭皮を思い浮かべてもらうと納得できると思います。
このように事実と異なるのに、何故、「くせ毛だとハゲる」「くせ毛だとハゲない」などの話がウワサとして広まったのでしょうか?
- 濡れてぺたっとなると想像以上にボリュームがダウンし、普段のボリューム感と濡れた時のボリュームの差から、思っていたよりも髪が少ないというイメージのギャップ生まれ、ハゲてると思われた
- 直毛の人よりクセ毛や天然パーマだと髪がうねっているために地肌が透けて見えやすくて、ハゲていると勘違いされた
- 猫っ毛で髪が細いから薄くなりやすそうというイメージ
- くせ毛や天然パーマだと髪がふわっとしてボリューム感があるのでハゲないように思われた
このようなイメージや想像から「クセ毛はハゲやすい」または「クセ毛はハゲにくい」と色々なウワサが混在するのだと予想されます。
クセ毛はハゲやすいってわけではないんだね!
よかった!
少し安心できたようでよかったよ。
後天性のクセ毛は薄毛やハゲになる可能性がある
でも、まかない種は生えないと言われる通り、「クセ毛や天然パーマはハゲやすい」というウワサがこれほど世の中に蔓延しているのには前述の理由以外にも何か理由があるはずです。
実は「クセ毛や天然パーマはハゲやすいというのはウソ」というのは、先天性…つまり、生まれついてのクセ毛や天然パーマの話で、薄毛やハゲになる可能性のあるヤバいクセ毛もあるのです。
それは後天、つまり・・・
生まれてからその後になったクセ毛は薄毛やハゲになる可能性がある
のです。
- 直毛だったのにある時から髪質が変化してクセ毛になってきた…
- 太い髪や硬い髪が、細くなったり柔らかくなり、クセが出やすくなった…
- クセ毛がヒドくなってきた…
このような髪質の変化は、抜け毛が増えて薄毛やハゲになる可能性がありますので注意が必要です。
また稀にもともとはクセ毛だったのに、年齢を重ねるうちに直毛になってきたということもあるのですが、そのような髪質の変化も薄毛やハゲになる可能性があります。
繰り返しますが、直毛であろうがクセ毛や天然パーマであろうが、もともとの髪質によって薄毛やハゲになりやすかったり、なりにくいというものはありません。
その後、クセ毛になったり髪が細くなったりなど髪質が変化してしまうとヤバいのです。
では、なぜ後天性でクセ毛になったなどの髪質の変化がヤバいのかというと、髪質の変化の理由から理解することができます。
後天性のくせ毛がなぜ薄毛やハゲになる可能性があるのかの理由を知る前に…
先天性のくせ毛の仕組みがわかると、後天性のくせ毛の原因と比較することができてわかりやすくなります。
なので、先天性のくせ毛のことを先にお伝えしていきます。
ぼくのクセ毛の仕組みだね。
すごく興味あるなー。
先天性のクセ毛・天然パーマの仕組み・原因
あなたの家族や友達など、周りの人たちを思い浮かべてみてください。
顔の形や肌の色、目の色、ツメの形など、似ているところはあったとしても、人それぞれの特徴があると思います。
髪の色や髪質も、その人それぞれの身体的な特徴なので、クセ毛や天然パーマもまた身体的な特徴の1つなのです。
また一言でクセ毛・天然パーマといっても、くせ毛にも種類がそれぞれあり、原因もそれぞれ異なり、その人によって特徴があります。
ここでは、人によって違う特徴があるクセ毛や天然パーマの種類と、クセ毛や天然パーマになる原因について解説していきます。
まずはくせ毛の種類からだね。
ぼくはどれに当てはまるかなー。
クセ毛や天然パーマの種類
クセ毛には、波状毛(はじょうもう)、捻転毛(ねんてんもう)、縮毛(ちぢれげ・しゅくもう)の4つの種類があり、直毛(ちょくもう)も加えると髪には5つの種類があることになります。
- 表面は滑らかな曲面で、断面が正円形な毛
- 毛根と毛髪が直線的に生えている
- 大きくうねっていたり、ゆらゆらと波打っている
- 一般的に水に濡らすとまっすぐになる
- コイル状にねじれている
- 一般的に水に濡れてもクセがわかる
- 数珠のような髪の状態
- 髪の太さが一定ではなく、指で摘まんで触るとデコボコしている
- 日本人にはあまりいない
- もっとも強いクセ毛
- 毛髪が縮れ、スチールウールのような状態
- 黒人に多い
このクセ毛の種類は1人に1種類だけ、というわけではなく、頭の箇所によって何種類かが混ざり合っていて、混ざっている割合も箇所によって異なります。
ぼくはあまりクセが強くないから、直毛と波状毛の2種類が混ざっている感じかなー。
クセ毛や天然パーマの原因
クセ毛や天然パーマとなる原因は、伸びて来ている途中に原因があるのではなく、頭皮の中の髪の毛を作り出す毛球や、毛穴に原因があるのです。
- 直毛の場合、髪の毛の断面は円に近い形をしているが、それは髪の毛を作り出す毛球が丸くなっているため
- 一方クセ毛や天然パーマの人の場合、髪の毛の断面は楕円や三角形などのいびつな形をしているが、それはそもそも髪の毛を作り出す毛球の形が、いびつだったり、ひずみがあったりするため
- 直毛の場合、毛穴がまっすぐなので成長段階の髪の毛もまっすぐ伸びていく
- クセ毛の場合、毛穴が曲がっていて成長段階の髪の毛も曲がりながら伸びていってしまう
- 毛穴の曲がりがキツイほど髪の毛がいびつになり、クセが強くなる
クセ毛や天然パーマの場合、毛球や毛穴のどちらかだけに原因があるのではなく、複合的に原因がある場合がほとんどです。
簡単に言うと、くせ毛や天パの原因は、毛球や毛穴の形が変形しているということです。
後天性のクセ毛がヤバイ理由、クセ毛の原因・見分け方
先天性のクセ毛や天然パーマは身体的特徴の1つですので、それだけで薄毛やハゲになりやすいということはありません。
しかし、後天性のクセ毛、つまり髪質の変化については、薄毛やハゲになる可能性の否定はできないのです…。
後天性の髪質の変化には、薄毛やハゲになる可能性があり、けっこうヤバいと言うのには理由があります。
それは、後天性のクセ毛になる原因にあります。
後天性のクセ毛の原因には以下のことが考えられます。
- 慢性的な栄養不足
- 暴飲暴食
- 睡眠不足
- 運動不足
- ストレス
- 頭皮の血行不良
- 頭皮の汚れ
- 病気
- ホルモンバランスの変化
- 骨格の変化
後天性のクセ毛の出る原因は、抜け毛や薄毛・ハゲになる原因と共通点が非常に多いのです。
後天性のクセ毛の原因と、抜け毛・薄毛・ハゲになる原因がほぼ同じであるならば、後天性のクセ毛がヤバいと言っていたことに納得すると思います。
つまり、後天性のクセ毛と薄毛・ハゲには関連性があり、後天性のクセ毛は薄毛やハゲの前兆の可能性があるのです。
でもここでポイントなのは、「後天性のクセ毛は薄毛やハゲになるかもしれない前兆」というところです。
あくまで、前兆ということなので、後天性でクセ毛になったからといってハゲ確定ではありませんので、心配し過ぎないでください。
後天性のクセ毛が出始めた初期の頃から、頭皮ケアやヘアケア、生活習慣などに気を付けて見直していけば十分に薄毛やハゲを予防することができます。
後天性のクセ毛の仕組み・原因
後天性の髪質変化の要因の1つとして考えられるのは、髪の毛に上手く栄養が供給されていなかったり栄養が偏っている というものです。
これは、栄養不足や睡眠不足、運動不足などの不規則な生活により、引き起こされる可能性があります。
髪の毛は、人間の作り出す細胞の中では優先度は低いと言われています。
人間の内臓が働いていなかったり、血が不足していたりすれば死に繋がるというのはイメージできると思います。
髪の毛が働いていなかったり不足していても、つまり抜け毛が増えたり薄毛になったりハゲになっても死には直結しないというのもイメージできると思います。
人間は、生命に関係する細胞に優先的に栄養を与えて生命維持をしようとするので、直接生命に関係しない髪の毛への栄養は後になるというのです。
栄養が偏っていたりすると、髪の毛に与えられる栄養はバランスが悪くなり、髪の毛の太さが均一にならずバラバラでいびつな髪の毛になる可能性があります。
「健康状態はツメに出る」と言われている通り、栄養が不足していたりバランスが悪かったり、加齢や病気などにより体調が変化したりすると、ツメには筋が出たり、波打ったり、割れたり、色が変わったりなどの症状が現れます。
髪の毛もツメと同じで、ケラチンで作られた死滅細胞という死んだ細胞でできていて、ツメと同じように髪の毛にも栄養状態や体調の変化によって変化が現れることがあるのです。
毛とツメにも共通点があるんだね。
知らなかったよー。
後天性のクセ毛にの見分け方・気付く方法
薄毛やハゲを予防するためには、後天性のクセ毛を一早く見つけて対策する必要があります。
ではどうすれば、一早く後天性のクセ毛があるのかを知るできるのでしょうか?
チェックするには以下の方法があります。
- おでこなどの生え際の髪がクセっぽかったり、ちりついてたりしないか?
- もみあげにクセがあるか?
全体的には直毛なのに、新しく生えてきた髪にクセがあったり、巻いてきたら、髪の毛に十分な栄養が供給されていない可能性があります。
つまりそれは、薄毛やハゲの前兆かもしれませんので細心の注意が必要です。
正面部分は鏡などで確認できるけど、背中とかは見えにくくて確認が難しいだよね…。
背中はくろすけだけかもしれないけど…
自分では確認しにくい箇所や、どれが後天性のくせ毛なのかよくわからない時は、馴染みの美容師さんに相談してみるといいです。
ストレートパーマや縮毛矯正で薄毛・ハゲになるのか?
クセ毛や天然パーマの人で、ストレートパーマや縮毛矯正などの美容施術でクセを伸ばしてまっすぐにするという場合もあると思います。
そんな美容施術に、疑問をお持ちの人もいるかもしれません。
それは、「ストレートパーマや縮毛矯正をすると薄毛やハゲになる可能性はあるのか?」という疑問です。
パーマやカラーなどの施術をする時の薬剤には、pH(ペーハー)やアルカリ度などがあり、数値が高いほど髪の毛や頭皮などに負担がかかります(実際には様々な条件があるので、数値が高ければダメージがあるとは一概には言えないのですが…)。
ストレートパーマや縮毛矯正などの施術に使う薬剤は、他のパーマやカラーなどの施術で使用する薬剤よりもpHやアルカリ度などの数値が高い傾向にあります。
ということは、ストレートパーマや縮毛矯正などの施術は、髪の毛や頭皮などへの負担はかなり高いと言えます。
それでは、ストレートパーマや縮毛矯正は薄毛やハゲの原因になるのかというと、答えは…
「原因となる可能性は低い」
です。
ただこれは、プロの美容師さんに施術をしてもらった場合に限り、というのを付け足します。
プロの美容師さんは、ストレートパーマや縮毛矯正などの施術によるダメージを極力軽減しようと、プロの技術を余すことなく注ぎ込んでくれます。
pHやアルカリ度の高い、負担が大きい薬剤を頭皮に直接付けないように、髪の毛の根本ギリギリを狙ってくれますし、薬剤を付けている時間や温度、アイロンやドライヤーの技術、ケアまでしっかりとしてくれます。
ここまで美容師さんがしっかりとやってくれるからこそ、ストレートパーマや縮毛矯正は薄毛やハゲの原因にはならないと言えます。
ではもし、「ストレートパーマや縮毛矯正をセルフでやった場合、薄毛やハゲになる可能性はあるのか?」と聞かれると…
セルフの場合は薄毛やハゲになる可能性はないとは言い切れません。
ストレートパーマや縮毛矯正の薬剤は、美容施術に使用する薬剤の中でも強力なので、直接頭皮に付いたり、必要以上に時間をおいたりなどの間違った使い方をすると、頭皮や髪の毛へのダメージも想像以上のものになります。
ストレートパーマや縮毛矯正は、国家資格を持つプロの美容師さんでも難しい施術なので、知識や技術に乏しい素人がおこなうというのは自殺行為と言えます。
ストパや縮毛の薬はネットなどでも購入することができるので、セルフでやれば安く済むと思うかもしれません。
しかし、安易な考えで施術をおこなうと、薄毛やハゲの心配だけでなく、頭皮や髪へのダメージがとんでもないことになります。
ストパや縮毛はプロでも難しいので、必ず信頼できる美容師さんに施術してもらってください!
後天性のクセ毛への対策
ここまでで、後天性のクセ毛が薄毛やハゲの原因となる可能性があることを説明してきました。
また、後天性のクセ毛を見つけた時には、なるべく早く対策をしなければいけないことについても記載しました。
では、具体的に、後天性のクセ毛への対策はどのようにしたらよいのでしょうか?
それは、後天性のクセ毛の原因だと思われることを改善する必要があります。
- 慢性的な栄養不足
- 暴飲暴食
- 睡眠不足
- 運動不足
- ストレス
- 頭皮の血行不良
- 頭皮の汚れ
- 病気
後天性のクセ毛の原因の中に、当てはまる内容があるもしくは不安がある内容があれば、今から予防・対策していきましょう。
①慢性的な栄養不足、②暴飲暴食、③睡眠不足、④運動不足、⑤ストレスへの対策をすることにより、結果的に⑧病気への対策にも繋がっていきます。
病気というのは完全には防ぐことはできないですが、病気になるリスクは減らすことができますので、後天性のクセ毛対策もそうですが健康維持のためにも生活習慣を改善していきましょう。
- 栄養のバランスや偏りに気を付け、肉ばかりでなく野菜も積極的に接種するようにして、腹8分目を意識
- 睡眠不足にならないよう夜更かしは控え、早寝早起きを心掛ける
- ウォーキングや自宅でもできるストレッチなど過度になり過ぎないよう適度に体を動かし、運動不足にならないようにする
- ストレスをため過ぎないように、映画鑑賞や音楽を聴くなどの自分独自の気晴らしを日常生活に取り入れていく
- 正しい頭皮マッサージやシャンプーの仕方で、頭皮の血行改善や頭皮の老廃物の除去を行い、頭皮環境を整える
上記は、後天性のクセ毛対策の一例となりますが、このようなことに気を付けて生活をしてみてください。
すべての内容を同時進行するのは難しいですので、1つ1つ、それも取り組みやすいものから取り組むことをオススメします。
あまり難しく考えすぎないで、できることから少しでもやってみてください。
例えば、運動不足解消であれば、エスカレーターやエレベーターを使わないで階段を歩くということから始めてみてください。
たとえ3日坊主になったとしても、3日やったという結果が出てるし、改善しようという気持ちになったことが大事です。
また、3日坊主を3回やれば9日やったという結果になるから、休みながらでも、ゆっくり自分のペースで続けてみてください。
まとめ
今回は「クセ毛や天然パーマだとハゲやすいのか」というウワサについて調べてみました。
結果、クセ毛や天然パーマがハゲやすいというウワサはウソだというのがわかりました。
しかしそれは、先天性の生まれついてのクセ毛の場合で、後天性の後から起こる髪質の変化によるクセ毛は、薄毛やハゲになる可能性があります。
薄毛やハゲにならない為には、後天性のクセ毛に一早く気付き、対策をすることが大事です。
後天性のクセ毛の原因にはいくつかあり、その原因によって対策はそれぞれ変わってきます。
対策すべてに取り組んでいくのは大変ですし、長続きしませんので、1つ1つできることから対策していって、薄毛やハゲになる可能性を減らしていってください。
また、今はまだ後天性のクセ毛もないし大丈夫だという人も、いつ髪の毛にクセが出始めるかわからないので、今のうちから対策していくことをおすすめします。
症状が現れてから治そうとして対策していくよりも、症状がいかに現れないようにするかの予防の方が比較的簡単です。
また、予防をしていた方が実際に症状が現れた時にも悪化しにくいし、改善しやすいです。
まだ自分は大丈夫だと思わずに、早目に予防に取り組んでみてください。
ぼくは早速、今日から予防を始めていこう♪